ココウォークに店舗を構えるショップオーナーと、ココの未来をセッション!!
開業当時の秘話やブランドヒストリーを交えた、必読の対談企画
世界を見据える、長崎に根付いた“ラーメン家業”
Profile
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高元 信治
1997年長崎自動車株式会社に入社。2007年よりみらい長崎ココウォークの開業に携わる。18年6月より同社常務取締役に就任。現在に至る。
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高木 隆太郎
大学時代に久留米のラーメン店でのアルバイトをきっかけに、“かっこいいラーメン屋”を志す。2009年に長崎市万屋町に〈麺也オールウェイズ本店〉をオープン。現在、本店のほか長与店、時津店、ココウォーク店の4店舗を経営。
世界を見据える、
長崎に根付いた“ラーメン家業”
長崎に根付いた“ラーメン家業”
- まずはココウォークに出店されたきっかけについて教えてください。
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- お話をいただいた時点で既に複数店舗を運営していたので、お店として成り立つのか迷う部分はありました。ただ私たちは創業時から、長崎のラーメン文化を全国に発信することを目標に掲げています。外に向けた活動がひと段落ついたタイミングで、改めて地元の方においしいラーメンを届けたい、喜んでもらいたいという気持ちがあったので、地域密着型の商業施設であるココウォークはピッタリの場所でした。
- 高木
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- 高元
- 私自身もともとオールウェイズのラーメンの大ファンだったので、2018年に出店が決まった際は個人的にも嬉しかったですね。
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- 出店にあたって、一般的にはルールの厳しい商業施設であっても、本物の味には妥協したくなくて。店舗で一からスープを作りたいと考えたんです。それにOKをいただけたのも大きかったです。
- 高木
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- 高元
- テナントの方がこだわりたい部分には、熱い思いがあるんです。そこを一番大事にしながら、できる限りどんなリクエストにも応えていきたいと思っています。
- 実際に出店されて、お客さまからの反響はいかがですか。
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- かなり好評ですね。女性一人でも、ファミリーでも気軽に入れるラーメン屋として親しまれています。商業施設内の店舗ですが、高元さんをはじめココウォークの方々がいろんな要望に柔軟に応えてくださって。地元ならではのあたたかさを感じる、まさに血の通った商業施設だと思います。
- 高木
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- 高元
- 運営する側としては、ついつい目新しいお店をどんどん入れ替えたくなる部分はあるんです。でもそれは、お客さま目線から離れたエゴであって、やっぱり魅力のあるお店に長く続けてもらうことが大切ですね。その点、高木社長は熱い思いを持っていらっしゃるので、長期的に深い関係性が築けています。
- オールウェイズとしての今後の目標を聞かせてください。
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- 創業から14年経って、長崎のラーメン文化が徐々に形になってきたと感じます。今後はそれをどう県外、そして世界に発信していくのか。その第一歩として、いつか福岡に出店して行列を作りたいですね。ただいくらお店を増やしても、あくまでラーメン屋は“家業“だと考えています。単なるチェーン店ではなく、地域に根付いた店舗を広げて、かっこいいラーメン屋を続けていきたいです。
- 高木
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- 高元
- 地域の食と繋がる場所として、ココウォークではフードコート内に「COCO TERRACE kitchen」というキッチンスペースを設けています。そこで高木社長とイベントがしたいですね。
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- ぜひお願いしたいです。オールウェイズのロゴマークには船が描かれていて、長崎から世界を目指す意味が込められています。ラーメンを通して、長崎の魅力を地元に、世界に発信していきましょう。
- 高木
長崎から、世界を目指す。
唯一無二の「長崎ラーメン」
唯一無二の「長崎ラーメン」
2009年に長崎市万屋町に暖簾を掲げた〈麺也オールウェイズ〉。こだわりの味はもちろん、接客やおもてなしといった、これまでの常識を覆すカッコよさが口コミで話題となり、長崎のラーメン界のスターダムを一気に駆け上がったパイオニア的存在。スタンダードなラーメンをはじめ、おふくろの味からアイデアを広げたという「レモンとんこつ」は、今ではこちらの名物ラーメンとして、欠かせない存在。“ラーメン屋は家業”という、初心を忘れることなくそれぞれの店舗での個性を大切に長崎から世界を目指し、旨い一杯を日々提供している。