ココウォークに店舗を構えるショップオーナーと、ココの未来をセッション!!
開業当時の秘話やブランドヒストリーを交えた、必読の対談企画
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高元 信治
1997年長崎自動車株式会社に入社。2007年よりみらい長崎ココウォークの開業に携わる。18年6月より同社常務取締役に就任。現在に至る。
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濱津 巧
有阪会社浜津青果代表取締役。青果物全般の卸売業を中心に、飲食巣や、フルーツを使用したスイーツの製造・販売など幅広い 事業を展開。新鮮な果物のおいしさをさまざまな形で届けている。
努力と工夫。
- まずはお二人の出会いと出店のきっかけについて教えてください。
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- もともと弊社は仲卸業が中心で、ココウォークの店舗にも青果を卸していました。ココウォークの関連事業者が集う「みらいの会」の席でご一緒させていただき、同級生ということもあり、すぐに打ち解けることができました。人見知りの私をいつも気がけてくれています(笑)。
- 濱津
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- 高元
- 懐かしいですね。当時、果物の販売やスイーツを専門とするお店が県外の商業施設で注目されつつあり、ココウォークでもカタチにしたいと思っていました。長崎でお願いするとしたら浜津さんへと決めていましたので、出店のお話をさせていただきました。
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- 当時すでに東長崎で「Cafe HAMATSU」を営んでいて、フルーツをふんだんに使ったスイーツが常連客を中心に人気でした。そこは継続しながら、よりメジャーな店舗形態にもチャレンジしたいと考えていた時期だったので、こちらとしても嬉しいタイミングでした。
- 濱津
- お店での提供において大切にしていることは何でしょうか。
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- 果物はおいしいことが第一条件なので、専門店としてとにかく品質にはこだわっています。そして、スイーツにおいては旬の果物を使用することを徹底しています。
- 濱津
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- 高元
- 僕も浜津さんの果物を贈り物でいただくことがありますが、もう間違いないおいしさですよね。
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- ありがとうございます。スイーツの製造・販売を始めたのも、果物のおいしさをもっと気軽に味わってほしいという気持ちからでした。例えばメロンを丸々1玉買う機会は滅多にないですよね。でもタルトやゼリーならもっと気軽に味わえるし、食べ比べもできます。
- 濱津
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ココウォークでは、長崎の食を通じて地元の魅力を発信する
「COCO TERRACE Kitchen」をフードコートに開設しましたが、
どういった想いが込められていますか? -
- 高元
- 長崎には素晴らしい食材がたくさんありますが、魅力的な食材ほど都市部に送られて高値で取引されています。ブランド価値をもっとうまく打ち出せれば、地元でもしっかり販売することができると思いますし、それってカッコイイですよね。今の時代だからこそ、地元の食の魅力をきちんと地元に発信することが重要であり、そういった取り組みができる場所が必要だと思いました。私たちの食に対する考えをしっかり伝えるため、今春から地元の生産者さんや料理家等をゲストに招き、食材について学びとお料理を提供する一夜限りのPop up レストラン「COCO THE ST-ORY」なども開催しています。
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- 弊社としても、ココウォークへの出店がきっかけとなり新しい取引先の確保に結びつきました。企業として大切にしているのは、農家さんが作った果物をまとめて購入することです。それぞれの品質や量に合わせて販売・加工する上で、多種多様な取引先との繋がりは必要不可欠。農家さんも安心して生産に集中することができます。そして旬の季節の果物をタルトなどのスイーツにすることで、より多くの方に気軽に味わっていただくことができます。
- 濱津
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- 高元
- 私も浜津さんのフルーツタルトから、いつも季節を感じています。
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- これからもおいしい果物を、いろんな形で多くの方に届けていきたいと思っています。
- 濱津
老舗青果店が手がけるフルーツとスイーツのお店。
「フルーツが演出する彩りと感動」をコンセプトに、2018年にココウォーク2Fにオープンした〈ラ・プリムールハマツ〉。店頭には果実のプロが厳選した瑞々しいフルーツをはじめ、彩り豊かなスイーツが店頭に並ぶ。専属のパティシエが手がける見た目にも美しいスイーツの数々は、"旬"を徹底し食べごろの果物だけを使用。そのこだわりは、「本当の果物の美味しさ」を実感できるとロコミで人気を博している。自宅用としてはもちろん、大切な方への手土産や贈答用としてもオススメ!!