ココウォークに店舗を構えるショップオーナーと、ココの未来をセッション!!
開業当時の秘話やブランドヒストリーを交えた、必読の対談企画
時代に寄り添った価値観で、
長崎に根付いた文化を発信していく
長崎に根付いた文化を発信していく
Profile
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高元 信治
1997年長崎自動車株式会社に入社。2007年よりみらい長崎ココウォークの開業に携わる。18年6月より同社常務取締役に就任。現在に至る。
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城島 薫
株式会社パパスアンドママス代表取締役。レディースセレクトショップを中心に、メンズ、キッズ、生活雑貨、アウトドアなど、枠にとらわれない様々なコンセプトの店舗を展開している。
時代に寄り添った価値観で、
長崎に根付いた文化を発信していく
長崎に根付いた文化を発信していく
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2018年の5階フロアのリニューアルに合わせてオープンした〈KOMINKAN〉。
そのきっかけやコンセプトを教えてください。 -
- 高元
- もともと書店の周りに雑貨やカフェ、ファッションなど、様々なテナントが集まる文化的な空間を想定していて、以前から長崎の文化の発信に熱意を持たれている城島社長に相談しました。
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- 最初のリクエストは「かっこいいお店にしてほしい」とアバウトなものでしたが(笑)そもそも、かっこいいとはなんだろうと以前から考えていたんです。昔はビジュアルが優れているとか、値段の高い有名なブランド品がかっこいいものでした。今はその価値観が変化して、人やまちの繋がりが感じられて、つくり手の想いや背景が伝わるものがかっこいいと認識されています。そこで〈KOMINKAN〉では“次世代に渡したい『もの・こと・ひと』”をテーマにセレクトしたアイテムを、つくり手の想いを伝えながら販売することにしました。
- 城島
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- 高元
- 〈KOMINKAN〉横には、ココウォークのギャラリースペース「coco gallery」を併設しています。城島社長にも運営面でサポートしていただいています。
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- 作品のジャンルが多種多様で、私自身こんなに素晴らしいアーティストたちが長崎にいたのかと驚いています。買い物ついでにふらっと入られるお客さまも多く、敷居の低いギャラリーとして親しまれているようです。
- 城島
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- 高元
- こうした空間があることでココウォーク全体の客層も広がり、私も嬉しい限りです。
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ショップの紙袋のリユースプロジェクト「NICE PASS」にも携わる城島さんは、
持続可能な社会を目指すSDGsについてどのように考えていますか。 -
- 約10年前から、障がい者の方のアート作品を商品デザインに取り入れています。当時はまだ目新しい活動でしたが、今は障がい者の方の作品だとアピールする必要がないほど当たり前の世の中になりました。SDGsもすでに実践している企業や個人が多く、あっという間に浸透すると思います。
- 城島
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- 高元
- ココウォークでも太陽光発電や井戸水の活用を進めていますが、SDGsだけを意識した訳ではなく、お客さまが安心して過ごせる施設運営を第一の目的としたものです。何気ないSDGs活動が、ココウォーク全体で繋がっていくと素晴らしいですね。
- 今後、どのような商品展開を予定していますか。
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- これまで定番として長く使える商品を中心にセレクトしてきましたが、今後は商品の産地やエリアを限定したストーリー性のある企画展も開催したいです。そうすることで、これまでと違った視点から魅力や背景を伝えていきたいと考えています。
- 城島
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- 高元
- ココウォークとしても、お客さまにもっと喜んでいただける施設を目指していきたいですね。目新しさだけを追い求めるのではなく、時間とともに魅力が増すような、長崎に根付いた商業施設が目標です。
AboutKOMINKAN
- 購入したら毎日でも使いたくなる、日々の暮らしに馴染むアイテム。性別や年齢問わず、今の生活に無理なく合わせることができる
- 長崎の地域性を活かした個性豊かな商品が充実。どれもパッケージのデザイン性にも優れており、思わず手に取りたくなるものばかり
つくり手の想いや工夫にふれる中で
暮らしの定番となるお気に入りと出会う
暮らしの定番となるお気に入りと出会う
長く使える上質なアイテムを、そこに込められた想いとともに届けるライフスタイルストア。時代に左右されないデザインや心地よい機能性が魅力のレギュラー商品は、定番として日常の中に溶け込むものばかり。訪れた人を気持ちの良い笑顔で迎えるスタッフは、実際にメーカーや職人と交流を重ねる中で商品の理解を深め、つくり手の情熱や工夫、さらに生産地の様子まで伝えている。
またシーズンごとのフェアやイベント、ワークショップも定期的に開催。単なるショッピングだけにとどまらない出会いと体験が溢れており、何気ないひと時を鮮やかに彩ってくれる。
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参加店舗が使い終わった紙袋を回収し、専用シールを貼ってそのお店の紙袋として再利用する取り組み
「NICE PASS」。
8月から〈KOMINKAN〉や協力店舗でスタートする予定だ