ココウォークの2020シーズンビジュアルで、イラストを描くウラベメグミさん。
これまでの制作活動やイラストに込めた想いを語る、12周年スペシャルインタビュー!
- イラストレーターとして活動し始めたきっかけについて教えてください。
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- 有田工業高校デザイン科に通っていた頃は美術部に所属していて、福岡で就職した後も自分なりに作品は描き続けていました。その後、東京での展覧会やライブペイントなどいろんな機会に周りから誘っていただけて、本格的にイラストレーターとして活動し始めました。そして2016年に長崎にUターンして、現在は波佐見町で暮らしながら絵を描いています。
- 私は視覚的なものをモチーフにすることが多いので、自分の住んでいる場所は作品に大きな影響を与えます。東京にいた頃は鮮やかな色を勢い良く使っていましたけど、今はもう少しトーンを落としたものが増えています。以前よりも、見る人の目線を意識して描くことが増えたかもしれません。逆に変わらない特徴としては、考えさせるのではなく、感じてもらえるような作風だと思います。落ち着くとか、あたたかいとか、見てくださる方の素直な気持ちを重視しています。
- 作品と向き合う中で、大切にしていることはありますか。
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- 私の根っこには、人の生活に寄り添った絵を描きたいという気持ちがあるんです。だから展覧会のような作品の見せ方も素敵だと思いますが、描いた絵を誰かの家に飾ってほしいという想いが強くて。またアートは心を豊かにするものだからこそ、身近な空間に溶け込むことができる。そうした考えから、私の作品は、自分の日常生活の一部を切り取ったようなものが多いのかもしれません。
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- 今回、春からココウォークのシーズンビジュアルを担当されていかがですか。
私はイラストを担当していますが、ディレクターやデザイナー、コピーライターなど、いろんなプロの方とチームを組むことで、完成度の高い作品が実現できています。夏のイラストでは「晴れたら、またおいで。」というコピーに合わせて、新たに太陽を書き加えることになりました。今年は新型コロナウイルスの影響がある中で、来てくださる方には少しでも明るくなれる時間を過ごしてほしい。そんな気持ちを、チーム全員で共有しながら制作しています。
- 今度はどんな作品に取り組んでいきたいですか。
平面に描くことだけではなく、陶器や布など、立体的な素材にも挑戦してみたいですね。自分の幅を広げるためにも、好奇心と遊び心を忘れずに描いていきたいと思います。そしてもっと先の話になるかもしれませんが、いつか自分の生活と結びついたメッセージ性のある作品も形にしたいです。
- ライブペイントの様子
- 今回、春からココウォークのシーズンビジュアルを担当されていかがですか。